少女まんが館前

奥多摩の入り口、西多摩は秋川渓谷最東部にある少女マンガ専門図書館「少女まんが館」のブログです。TBとコメントはスタッフ承認制にさせて頂いてます。
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少女マンガパワー!展を見てきました。

今日は、川崎市市民ミュージアムへ行って「少女マンガパワー!〜つよく・やさしく・うつくしく〜」展を見てきた。手塚治虫からはじまり、よしながふみまで、時系列的に23人の少女マンガ家とその作品や関連品などを展示したもので、大変興味深かった。楽しかった。やはり原画は美しい。

そもそも、「少女マンガ」に焦点をあてたこの展覧会が、北米9都市を巡回したあとの逆輸入的展覧会であるということに、かなりびっくり。そうかぁ〜そんなに人気があるんかぁ〜と再確認。

少女マンガというジャンルを作り上げた大御所23名のセレクトなどは、なるほどなぁとうなずくもので、わかりやすいなぁとは思ったけれど(説明文には全部英訳ついてるし)、あれ、と思ったのだった。

そういえば、今現在、ちびっ子少女に絶大な人気の「Yes! プリキュア5」とか、その昔は少女にも大人にも大人気だった「美少女戦士セーラームーン」、そのまた昔のヨーロッパでも大人気だったという「キャンディキャンディ」などは?

ああ、そうか、つまり、この展覧会は、文学系少女マンガの系譜なのだわ、と。大人系というか。商業系というか、本能系というか、子ども系、講談社系というか、その手合いの少女マンガは割愛されている。まぁ、公立ミュージアムには、そぐわないかもしれない。

また、少女マンガの社会的認知度や社会的価値を上げるという目的には、文学系のほうが押しがきくというか。通じやすいとか、そういう面もあるのかなぁと。そういう意味では、よくぞやってくださった、拍手喝采、ありがたやありがたや、と思う。

でも……自分もあまり講談社系は読んではこなかったけれど、「少女まんが」のパワーというか、地力というか、そういう力は「プリキュア5」のほうなんだろうなぁと、プリキュア5に夢中のわが5歳の娘を見て思ったりしました。
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この記事に対するコメント

おやっ、お久しぶり。ken1さん、コメントありがとうございます。
しかも初日講演の興味深い講演のお話まで!
海外ではどんなふうに少女マンガが受け取られて、読まれているのか、
はげしい興味がわいてきてしまったじゃないですか。

うーむむむ。
大井 | 2008/03/22 9:29 AM
そのむかし館長にお世話になった?ken1と申します。

地元なのでたまたま初日に企画者の徳さんの講演を聴いたのですが、そうとう興味深かったので覚えているところを少々。

「パワー」はやはり「独特の表現手法」のインパクトのようです。当然ながら海外ではひどく新鮮にとらえられているということでした。

乱暴にいってしまうとアニメ人気の延長で、支持者はOTAKUなひと(研究者?)。組織的に雑誌をリアルタイムでせっせと訳してネットで紹介する人たちがいて(これもかなりパワーですが、ライツはどうなんでしょう?!)、底辺が広がってるとのこと。

面白かったのは、ネットだけで紙で読んでないこと。少女マンガ風な作品をかいても(同人系?)微妙なシロモノだったりすること。かたや、OTAKUでない「清く正しい年少女子」のファンもいたりするらしいこと。

きわめつけは、同じ絵でも「どっちが年上の子?どっちが日本人?」みたいな解釈が、海外だと「真逆」だったりする事例が結構あるらしいこと。もっともながら、じゃあキミたちいったいどう読んでるの?と素朴にショックでした。

というわけで、「凱旋展」といっても「文化侵略」とかぜんぜんなさそうなのでひと安心でした。

私はマンガへの愛情はかなり足りてませんが、そんなギャップの奥に「地力」みたいなパワーがどよーんとあるんだろうなと思った次第です。
ken1 | 2008/03/22 4:30 AM
地力というの、すごくよくわかります。
少女まんがを公立博物館で取り上げて貰えたというだけで恩の字なんですが、タイトルの「パワー!」の部分が、いまいちわかりませんでした。少女まんがが文化的に波及させた「何か」を追求してる展覧会なのだろう、と思っていたので。
もしかして「北米で巡回しました」「公立でも展覧会やります」ということがパワーなのかな?

外国での人気があのラインナップなのだとしたら、そこは興味深いですね。
神田ぱん | 2008/03/16 11:05 AM
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